令和8年丙午にお参りすると縁起のよい寺社をご紹介!

洗足池の池月の像 東京のパワスポ
洗足池の池月の像

早いものでまた1年がすぎてしまったのだなぁとつくづく感じる今日この頃です。
12年前の午年に鈴子は神社仏閣の本を初めて出させていただいたのですが、それから干支が一周まわったことになります。毎年新年を迎える度、今年向きの東京の寺社はどこかと頭を悩ませていたものですが、ここ数年はご紹介する場所が全国的になったため、東京の寺社のご紹介が減ってしまったような気もします。

駒繋神社拝殿

駒繋神社拝殿

今年は丙午!

さて、今年(2026年)は丙午(ひのえうま)ということで、ひどい迷信に振り回された干支でもあります。いったい誰が言い始めた迷信なのかは知りませんが、今のようにネットがあれば、こんなひどい迷信が広まることもなかったでしょう。ちなみに丙午は、火と馬という「早い」「力強い」「成熟した」といった意味を持つもの同士の組み合わせで、上昇や成功、またコミュニケーションに富むという年でもあるそうです。こんないい年に誕生するベイビーは、まさに運とチャンスを持って生まれてくること間違いありません。

午年にお参りするのによい東京の寺社をご紹介しましょう。

矢先稲荷神社

天井画は壮観

天井画は壮観

「浅草名所七福神」の福禄寿を祀る神社でもある矢先稲荷神社には、神武天皇から今日に至るまでの100枚の絵が天井画として奉納されています。3代将軍・徳川家光が京都にならった三十三間堂を建て、武道修練のため「通し矢」を行ったのですが、このお堂の鎮守としてお稲荷さまを勧請、お宮が作られました。社が的の先にあったため、矢先稲荷となったようです。
東京都台東区松が谷2-14-1

築土神社

築土神社拝殿

築土神社拝殿

元々は、平安時代の豪族・平将門を祀る社として創建、太田道灌が江戸城の鬼門の守りとして社殿を建立した歴史を持ちます。江戸時代に、いくどか移転を強いられますが、昭和の戦災で焼け落ちるまで、将門の首を納めた桶や肖像画なども所蔵していたようです。絵馬や紋などに、将門由縁のつなぎ馬が使われ、必勝祈願として授与される勝守は有名です。明治時代に天津彦火邇々杵尊(ニニギノミコトの別名)が主祭神として祀られました。
東京都千代田区九段北1-14-21

○東京のその他、馬関連の社

鳩森八幡神社・将棋堂の絵馬

鳩森八幡神社・将棋堂の絵馬

駒繋神社…源氏ゆかりの社で、源頼朝も戦勝祈願をしたと伝わります。主祭神は子の神(大国主命)。
馬橋稲荷神社…合戦時に馬の背を橋がわりにしたことからこの名が地名となったのではと伝わります。
・洗足池/千束八幡神社…源頼朝の名馬・池月との出会いの地とされ、池月の像も残されています。
鳩森八幡神社…境内社・将棋堂の絵馬に棋力向上絵馬、必勝祈願絵馬(那須与一の絵)など馬にちなんだ授与品が。

少し範囲を広げて関東一帯で午年にお参りするとよい寺社をご紹介します。

○茨城県・大杉神社

勝馬神社の絵馬には蹄鉄が

勝馬神社の絵馬には蹄鉄が

競馬関係者なら知らない人はいないというくらい有名なのが、大杉神社の境内社である勝馬神社で、祭神は「安馬さま」といわれています。また本殿でまつられている「あんばさま」は縄文時代から崇めらた神さまとされ、現名は倭大物主櫛甕玉大神(オオクニヌシの和魂)となっています。悪縁切り・厄除け、変わった祈願として夢結び祈願があります。
茨城県稲敷市阿波958

○静岡県・三嶋大社

三嶋大社の神馬舎

三嶋大社の神馬舎

伊豆一帯の噴火や増島などの信仰から始まったとされる創建期が不明なほどの古社ですが、源頼朝が信仰し源氏再興を祈願して叶った場所として知られています。祭神は大山祇命(山の神さま)と積羽八重事代主神(えびすさま)で、商売関連の祈願にご利益があるとされます。年末から年始にかけて授与される三嶋大社オリジナルの「三嶋駒」は、数に定めがあり特に人気の縁起物です。
静岡県三島市大宮町2-1-5

○埼玉県・石龍山橋立堂

境内にある馬頭観音像

境内にある馬頭観音像

秩父の鍾乳洞に食い込むように建つお堂で、鍾乳洞の内部も観覧できます。本尊は馬頭観世音座像で、馬の関係者(競馬なども)たちの参拝が多く、他の馬関連の寺社の絵馬も奉納されていました。お堂横に立つ神馬堂の神馬像は「左甚五郎の作」の文字が。古墳時代からの人々の生活の跡が残る場所で、馬頭観音を祀るのも、古くから産駒の地として知られていたからだと考えられています。
埼玉県秩父市上影森675

○馬頭観音

恵比寿の街中にある馬頭観音のお堂

恵比寿の街中にある馬頭観音のお堂

「えき」という漢字は馬篇に尺と書きますが、1文字では「うまや」とも読みます。これは古代から道の節目に馬が用意され、馬の中継地が宿場となっていった歴史でもあります。このため、大きな駅には、馬頭観音を祀るお社やお堂ができ、小さな駅にも馬頭観音の石碑などが建てられました。活躍してくれた馬が亡くなると、馬子たちはお堂に仏像を奉納したり石碑を立てたりしたのですね。ですが、ご本尊として祀られているお寺や、境内に別の馬頭観音さまがお堂を持っている、例えば浅草寺の駒形堂などはかなり珍しいです。

お七さんのお墓(圓乗寺)

お七さんのお墓(圓乗寺)

ちなみに、ひどい迷信のいわれの元は、歌舞伎などの演目にもなった「八百屋お七」のお七さんなのだそうです。お七さんが丙午生まれだから、この年生まれの女性に対していわれのない迷信が生まれたのだとか。まったくひどいことに、お七さんは丙午生まれではなかったのです。ですから、縁起担ぎにお七さんのお墓のある本駒込の「圓乗寺」にお参りするのもいいかもしれませんね。縁結びのご利益があるといいますよ。

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